前回のフィギュア制作記の続きとなります。
※前回の記事
「フィギュア制作記|「ぽ子」制作工程①」
「フィギュア制作記|「ぽ子」制作工程②」
「フィギュア制作記|「ぽ子」制作工程③」
前回でようやく3Dモデルが完成したので、今回はついに出力します……!
3Dプリンタは、3Dモデルデータを拡大縮小して自由なサイズでフィギュアを作ることができます。
今回は高さ8cmで出力します。
モデリング中にモデルのサイズを実際の出力予定サイズに合わせていなかったので、高さ8cmで出力した場合の強度の弱いパーツの厚みを把握していませんでした。
薄過ぎると破損しやすいため、弊社の3Dプリントサービスでは強度の弱くなりそうな部分は2mm以上の厚みをつけることを推奨しています。
今回作ったモデルを高さ8cmに合わせて細かいパーツの厚みを計測してみます。 エプロンの厚み:約1.1mm
指の厚み:約1.3mm
しっぽの厚み:約2.4mm
エプロンと指は2mm以下でした……。
再度調整するか悩みましたが、しっぽと違い細長い形状ではないので触っただけで折れる程には脆くならないと思われます。
今回はこの状態で出力します。
3Dプリンタにデータを送信しました。
写真は大体半分ほど出力された状態のプリンタ内部です。 今回は印刷開始から7時間前後で出力が完了しました。
出力されたものが下記の写真になります。 表面を覆っているクリーム色のものはサポート材です。
サポート材は、土台から浮いている部分の間を埋めるために造形物と一緒に出力されるものです。
水溶性の素材のため、出力後には水に浸けて除去することができます。
サポート材を落としたら、ついにフィギュア完成です! 大きいサイズ(15cm)で出力した他のフィギュアと比較すると細か過ぎた部分の潰れやぼけはありますが、指の形状やエプロンのテクスチャの細い二重線などは潰れず綺麗に出力されました!
浅くて出にくいかと思われたポケット・鈴の凹凸もしっかり出ています。
以下は今回の反省点です。
●最初に詳細なキャラクターのイメージ画を用意する
(大まかなラフのまま制作を始めたことで、後からモデルの修正が多かったため)
●強度が不足しそうな部分は厚みを測りながら作る
(モデリング時に予め出力予定の最小サイズにモデルのサイズを合わせて作れば厚みが測りやすいです。エプロンや指の厚みが2mm以下でも出力は可能でしたが強い力をかけると割れそうでした)
●出力サイズに合ったデフォルメを意識する
(今回の出力サイズではエプロンと靴に付けた猫ボタンの顔や人物の八重歯がほとんど潰れてしまいました)
●一部のテクスチャの着色が想定通りにいかなかった
(髪のグラデーションや頬の赤みが殆どわからない・睫毛の薄くなっていくグラデーションが思っていたより薄いなど。グラデーションをかける場合は若干きつめに、薄い色を使う場合は濃いめにテクスチャを調整した方がよさそうです) いろいろ改善すべき点は多いですが、モデリング初心者でもなんとかフィギュアを完成させることができました。
「自分でモデリングしてフィギュアを作りたい、でも今まででやったことがなくて敷居が高い……」と思っている方もぜひ3Dモデリングに挑戦してみてください!
■同モデルの制作記事リンク
>>「フィギュア制作|「ぽ子」制作工程①」
>>「フィギュア制作|「ぽ子」制作工程②」
>>「フィギュア制作|「ぽ子」制作工程③」






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