コラム記事TOPへ

フィギュア制作|クラゲ水槽②

こんにちは、ポプルス造形部です。

今回の記事は、前回に引き続きミニフィギュア「クラゲ水槽」のモデリング・テクスチャ貼り付け作業の過程を紹介する記事となっております。
前回の記事 >>フィギュア制作|クラゲ水槽①

前回の記事で全体のモデリングはほぼ完了しました。
しかしクラゲのポリゴン数が実際の出力サイズ(4~5mm)に対して多過ぎるという問題が見つかったため、今回はポリゴン数の削減から始めていきます。

Zbrush上で変形させたクラゲのファイルを再度開き、ポリゴン数を削減します。
Zbrushではモデルの形状を崩すことなく「詳細な形状を表現するためポリゴン数を増やす」「形状を作りこんでからポリゴン数を削減する」といった作業が可能です。
これで1匹のクラゲのポリゴン数を12万ポリゴンから1万5千ポリゴン程度まで削減することができました。10分の1まで削減しましたが、元の形は保たれています。
サイズが小さいためポリゴン数が1万以下でも出力後の見た目に変化はないと思われますが、ソフトの動作の重さは改善されたため今回はこの状態で進行します。
同様に5種類全てのクラゲのポリゴンを削減しました。

obj形式で書き出し、Metasequoiaで水槽内にクラゲを配置し直します。
前回同様、合計12匹のクラゲを配置しました。

また、下側から光を当ててライトアップできるよう台座の中央に穴を開けました。
実際にライトアップした際にどう見えるか楽しみですね!


これでモデリングまで完了しました。
次はこちらのモデルに着色するためテクスチャを貼っていきます。
3Dプリンタで出力する際には、ここで貼ったテクスチャの色で出力されることになります。

まず水槽部分にテクスチャを貼りました。
水槽は黒い台座以外クリア素材で出力します。
「クリア素材の研磨について」の記事でも紹介いたしましたが、出力されたフィギュアは不透明部分・クリア部分どちらも着色されているのは表面のみとなっています。
前回制作した水槽フィギュアと同様に今回もクリア部分の透明度を上げるため出力後に研磨する予定ですが、 表面を研磨することによってその部分の色は若干薄くなってしまいます。
そのため、水槽部分は想定の色よりも若干濃く調整した青のグラデーションで着色しました。

次にクラゲのテクスチャを貼っていきます。
当初はクラゲの基本カラーは青、上部にあるクローバー柄のような器官(胃)のみ白といったカラーリングにする予定でしたが、 クラゲのサイズが小さいため色を変えても潰れてほぼ視認できなくなると判断し、全て一色で表現しました。
その代わりに、フィギュア全体の色の印象が単調にならないようクラゲ12匹を3色(水色・青・紫)でランダムに着色しました。
クラゲは不透明な素材で出力しますが、サイズが小さいため透けてしまうことを考慮し水槽と同様に濃い色に設定しています。

これでクラゲ水槽のモデルが完成です!

今回の記事は以上となります。
次回はこちらのモデルを実際に3Dプリンタで出力し、クリア部分を研磨していきます。
どのように出力されるか楽しみですね!
次回更新をお楽しみに!

次の記事 >>フィギュア制作|クラゲ水槽③